男性の不妊もある~無精子症、無力症~

男性側の不妊もある

なかなか赤ちゃんができないとき、不妊の原因が男性側にあることも多いです。原因となる症状の一つが「無精子症」です。

 

無精子症には、「閉塞性無精子症」と「非閉塞性無精子症」の2種類があります。このうち、閉塞性無精子症の場合、睾丸で精子は作られているものの、精管がつまっていて、精液に精子が含まれていないという症状になります。

 

この閉塞性無精子症の場合、睾丸で精子そのものは生産されているので、睾丸を開いて直接精子を取りだし、顕微授精をすれば妊娠自体は可能です。

 

男性の100人に1人は無精子症と言われており、不妊治療に取り組むカップルの場合は20~30人に1人が無精子症だったというデータもあります。当然、無視できない確率です。はじめ、不妊治療に訪れるのが奥さんだけ、というケースは多いようですが、もし夫婦で訪れれば男性の精子検査もすぐに行ってもらえます。男性側の無精子症が見つかるのが遅れ、そのせいで妊娠のタイミングが遅れてしまっては目も当てられません。はじめから男女で不妊治療に取り組むことが大切なのです。

 

精子無力症にも注意したい

 

無精子症だけでなく、精子無力症も男性の不妊の原因の一つです。これは読んで字のごとく、精子の元気がなく動きが少ない症状のことです。そのため卵子までたどり着くことができず、不妊にいたってしまうのです。

 

精子が活力を失う原因としては、酒やタバコ、ストレスなどが挙げられます。また、加齢によっても精子の運動率が低下することがわかっており、卵子の老化だけでなく、精子も老化するという現実を示しています。

 

ただ、精子自体は存在しているので、顕微授精などによって受精~妊娠にいたるケースも報告されています。

 

いずれにせよ、精子検査などを受けることによってはじめて前に進めるものなので、男性側も不妊治療に積極的に参加することが重要なのです。


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