帝王切開になりやすいですか?

帝王切開になる可能性が高い?

帝王切開は20歳代の母親の場合5%程度となりますが、40歳代だと10%以上と、2倍の確率となります。なので、数字だけを見ると確かに高齢出産は帝王切開になる確率が高くなります。

 

ただここで心配なのが、「高齢出産は若いころに比べて2倍難産になりやすい」と読み取ってしまいがちなことです。

 

帝王切開の70%程度は出産前に実施が決まり、スケジュールが組まれることがほとんどです。なので、出産時にいきなり帝王切開になることのほうが少ないのです。これはつまり、高齢出産だから、難産になる「だろう」という考えから帝王切開があらかじめ選択されているにすぎないのです。したがって、「40代の出産は、若いころに比べて2倍難産になりやすい」という考えは間違いだといっていいでしょう。

 

ただし、経腟分娩が予定されていたが、出産時に状況が変わって帝王切開が必要になるケースもあります。高齢出産は若いころに比べると、2倍とはいかないまでも、確かに難産の確率は上がるために、突発的な帝王切開が選ばれる場合があることは否定できません。

 

なんにせよ、お母さんと赤ちゃんの二人ともが元気なまま出産を迎えることが最優先なので、経腟分娩にこだわらず、産婦人科医から「帝王切開のほうがいい」と言われた場合は柔軟に受け入れるようにすることが大切でしょう。

 

なお、赤ちゃんを素早く取り出す方法は帝王切開だけではなく、赤ちゃんを産道から引き出す「鉗子(かんし)」や「吸引分娩」などの方法もあり、すぐに赤ちゃんを出してあげる方法は帝王切開だけではありません。

 

これらの方法の使い分けについてですが、まず「鉗子」と「吸引分娩」はお母さんのお腹を切り開く余裕がない場合に利用されることが多く、突発性が高いです。また、赤ちゃんの頭を専用器具でつまんで引き抜くことになるので、赤ちゃんへの負荷が大きいというデメリットがあります。とはいえ、今は医療技術の発達により、適切な方法で行われればリスクはあまりありません。むしろ放っておくと赤ちゃんが酸欠で仮死状態、最悪の場合脳性マヒなどの後遺症が残ることがあるので、危険性が高い場合は積極的に選択されます。

 

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