卵子の老化は40歳からどう進む?予防方法は?

「卵子の老化」って何?

卵子の老化という言葉を、最近よく見かけるようになりました。体が老化するならともかく、卵子が老化するというのはイメージがわかない女性も多いはずです。ですが、実は卵子は体の老化が原因なのです。

 

 

また、不妊や流産確率も卵子の老化と密接な関係が関係があります。

 

卵子はだんだん減っていく

女性は卵巣を持って生まれてきますが、その中には卵子の元になる「原子卵胞」が入っており、後で増えることはありません。実のところ、初潮を迎えることには卵巣の卵子の数は90%以上失われていると言われているほどです。

 

ただ、卵子自体は残っているので妊娠は可能です。排卵のたびに卵子は減っていきますが、どこかのタイミングで精子と出会うことができれば妊娠に至ります。

 

その後、排卵を繰り返し、卵子が0個になったタイミングで閉経することになります。

卵子の減少と卵子の老化は別

こう聞くと、「卵子が少なくなっているから妊娠しにくいの?」という疑問が浮かびますが、それだけではありません。まだ残っている卵子にも、「卵子の老化」という問題があるのです。

 

卵子は後から増えることはないので、卵子は体の年齢とともに年を取っていくことになります。20歳のときに排卵した卵子は20年分の年を取っていますし、35歳のときに排卵した卵子は35年分の年を取っていることになります。

 

年を取ると体が衰えてくるのと同じで、年齢を重ねた卵子はさまざまな面で衰えがみられます。まず、受精しにくくなって不妊する傾向があるほか、今最も問題されているのが染色体のトラブルです。

 

卵子が年を取ることにより、卵子が持っている染色体にもダメージが生じてしまい、受精の際の染色体のコピーが上手くいかず、ダウン症やさまざまな先天異常の原因となってしまうのです。

 

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また、流産の原因のひとつに染色体異常があり、高齢出産の流産率の高さには卵子の老化があるとも言われています。

 

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見た目が若さと卵子の老化は無関係

 

外見の若い「美魔女」の女性が話題となっていますが、だからといって卵子も若若しいとは限りません。例えば、整形でルックスが若く見えても、卵子の老化は普通どおり進行しているということは十分ありえるのです。卵子の老化は年齢と同じだけ年を取っていくので、見た目が若々しく美しいからといって卵子もそうとは言えないのです。

 

なので、「若いね」とか「○○歳には見えない」と言われることが多くても、油断はできません。卵子の老化に関しては、自分の年齢を考慮してしっかりとベストを尽くしていく必要があるのです。

卵子の老化は予防できる?

卵子の老化を止めることは、残念ながら不可能です。体の老化を止めることができないのと同じで、卵子も時間の経過とともに徐々に年をとってしまいます。不老長寿の方法でも出ない限りは、卵子は確実に年を取っていきます。

 

ただし、老化の進行を遅くすることはできます。中高年の人を見るとわかりますが、90歳以上でも元気に生活している人もいますし、70歳そこそこで寝たきりになってしまう人もいます。

 

つまり、老化のスピードには個人差があるのです。当然、若いころから運動をし、しっかり栄養を意識して食事をしている人の方が、長い間元気に暮らせるはずです。

 

なので、卵子の老化の進行を遅らせる方法はたった1つで、「健康的な生活を送る」ということになります。きちんと早寝早起きをして、無理のない範囲で運動をし、しっかりと1日3食規則正しく食事をして栄養を摂りこむことが、結果的に卵子の老化にもつながるのです。

 

特にストレスのケアはしっかりと行いましょう。ストレスの強い環境にいると老化の進行が早いのは医学的にもはっきりしています。何かイライラすることがあったり、不安になるようなことがあるなら、アロマテラピーなどで緊張をほぐしたり、リラックスする時間を増やしたりして対応したほうがよいでしょう。

 

卵子の老化は40代から急速に進行することがわかっているので、遅くとも40歳、できれば35歳ころから健康に気を付けていくことも、卵子の老化を遅らせる効果的な方法と言えるでしょう。